いつもいつもカトマンズの空港に降り立つと、まず最初に匂いを感じる。乾いた中に漂う花の香り、マリーゴールド。
一歩外に出れば喧騒と誇りと客引きのタクシーと人でごった返しているけれど、それでもまぶしい光の中で感じる匂い。あ~、ヒマラヤの麓に帰ってきた。。。と妙な安心感。
いつもの道を通り、いつもの埃だらけの道端で売っているミカン。いつもの角を曲がり、原生林という名の手を入れていない、公園の角を曲がり、子供たちがサッカーをしている公園に出くわし、やがて、ブーゲンビリアで隠れている住宅街のそばを通過。
狭い道なりには、生活にあふれている八百屋さん、油屋さん、車の整備、ねじくぎだけ打っているお店、サリーのお店、電化製品のお店、雑多に並ぶカオス。
町のにおいもいつの間にか、カレーと油のにおいに溢れてきた。読めない看板があふれ、道端に付きそうなほどの電線のスパゲッティ。
ここはアジアの街並み、ヒマラヤの麓、それでも天気のいい日は町の橋から見える、ランタン、ガネッシュヒマール山群。
明日からいよいよトレッキングの出発だ!